思い出フォト 2 東海道 小夜の中山東海道

東海道 金谷宿と日坂宿の間にある菊川宿は幕府公認の宿場ではなく、いわゆる休憩所のような役割りでした。

菊川宿を過ぎると、東海道三大難所のひとつ、小夜の中山 峠が旅人を悩ませました。
東から登る場合、急勾配の青木坂から長い ほぼ直線の坂を登ると高野山 真言宗の古刹 久遠寺が現れます。

この久遠寺は、1600年 慶長5年 関ヶ原の戦いの発端となる上杉討伐の折に江戸に向かう徳川家康を、掛川の領主 山内一豊が境内に茶室を設けて饗応しました。
一豊は後で掛川城を徳川家康に献上すると言って家康を驚かせ、関ヶ原の戦い後で土佐一国を拝領しました。
ここには約10年前に一豊の出世の要因となる茶室跡を見学に来ました。

久遠寺からさらに直線に進み、佐夜鹿一里塚を越えて約二キロ、曲がりくねる沓掛の坂を下ると日坂宿です。

小夜の中山 いつ来ても急勾配に悪戦苦闘するも、眺めに癒されます。

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